☆ 想い出のレコード ☆
ここは青春時代、私達が初めて買ったレコード・買えなくて毎日 ラジオでヤンリクを聴いていたあの頃の、 あの曲・この曲をあなたの想い出とともにクラスメイトと語り合い、当時の想いを共有するコーナーです。
★ 大序曲 『1812年』 チャイコフスキー作曲
この序曲はフランス国歌のラ・マルセイエーズやロシア国歌の旋律によって、ナポレオン率いるフランス軍と対するロシア軍の、激しい攻防を描いています。
最後部にはフランスを抑えてロシアの旋律が流れ、戦いにロシア軍が勝利したことが示されます。
やがて高らかに演奏されるロシア国歌と共に寺院の鐘が鳴り響き、祝砲がとどろき渡るのです。
大寺院前の広場で行われた初演では、本物の鐘や大砲が使われ、聴衆はこれに熱狂したと伝えられています。
どか~ん!! どか~ん!! どか~ん!!
1812年当時にはラ・マルセイエーズはまだ国歌ではなく、ロシアにも国歌はありませんでしたが、チャイコフスキーはこれらの旋律を巧みに取り入れ、象徴的に使うことで序曲の劇的な演出に成功しています。
『1812年』 について
1812年、チャイコフスキーの生国・ロシア帝国に、ロシアが「大陸封鎖令」を順守しないことを理由に、ナポレオン率いるフランス帝国とその同盟軍が侵略してきた。
当初、フランス軍がモスクワを制圧するなど優勢であったが、すぐにロシア軍が全国の軍隊をモスクワに集め反撃しフランス軍は敗北した。いわゆる「ナポレオンのロシア遠征」と呼ばれるものである。
この戦争はナポレオンの没落のきっかけとなり、またロシアでは「祖国戦争」とよばれ、ロシア愛国主義の象徴的出来事とされてきたのである。 序曲1812年 - Wikipedia より
想い出:
下校の際、クラスメイト数人と友成さんの実家によく遊びに行きました。
試験勉強を理由に夕方遅くまでお邪魔し勉強などすることもなく、先公の悪口や想いの女子の話題などで楽しいひと時と、あこがれのステレオ装置で、大音量で『1812年』のレコードを聴き感動しました。
また無礼な我等を向かい入れてくれた優しい彼のお母さんに感謝しています、ありがとうございました。
今になって聴くと、あの頃の想いが、この曲中の大砲の楽音の響きの様に、大きく蘇り懐かしさと嬉しさで感動しています。
- 長谷川 -